【病院・医療向け】デジタルサイネージの導入効果|費用面を中心に。

コロナ禍において、逼迫する病院関係、医療関係従事者の方々。医療・治療にできる限り専念し、その他の案内や雑務は省力化したいという要望が多くあります。
デジタルサイネージという最新技術を利用することで、人による案内を減らし、時間効率が改善できます。
ただ、デジタルサイネージを取り扱っている各社では、費用面において「要相談」や「お見積もりから」といったことが多く、具体的にどれくらい費用が発生するのかが調べてもわかりづらい状態です。

そこで、今回は、病院・医療向けにおけるデジタルサイネージ導入における効果と、主に費用面において具体的な金額についてお伝えしてします。

デジタルサイネージにおける効果

デジタルサイネージによる効果について、まずはお伝えします。従来のポスターや看板と異なり、「どのような効果があるのか」について主に以下の3点が挙げられます。

訴求効果が高い

デジタルサイネージは動画といった動きのあるものの表示や、画像を複数枚スライドショーで表現することができます。そのため、印象としてインパクトがあり、外観的に惹きつける効果があります。
また、ディスプレイにもよりますが、一般的にはポスターや看板よりも発色がよく綺麗に見える傾向がありますので、より訴求効果が高い傾向にあります。
病院の待合室に置いたと仮定した場合、ポスターよりも見た目のインパクトがあり、明るい印象があるため、清潔感のある空間演出が可能です。

手間がかからない

看板やポスターのコンテンツを変更する場合、看板の撤去や再配置、もしくはポスターの張替えなど変更するために人員を割く必要があります。しかし、デジタルサイネージではデータを端末で変更するだけで完了するため、手間がほとんどかかりません。
インターネット経由によるコンテンツの差し替えのため、ポスターなどと違い、非接触で変更することができ、感染リスクを抑えられるといったメリットもあるでしょう。

省スペースで利用可能

デジタルサイネージは1台のディスプレイを設置するだけで、いくつものコンテンツを表示することができます。ポスターのように何枚も違うものを壁中に貼り付ける必要がないため、省スペースで完結するとともに、見た目のスッキリさ・清潔感を与えることができます。

デジタルサイネージ導入における具体的な費用

デジタルサイネージにおける具体的な費用をお伝えします。主な費用としては以下の通りです。

  • ディスプレイ代
  • スタンド代(壁掛け・埋め込みの場合は施工費)
  • STB(コンテンツ受信用機材)
  • CMS(コンテンツ配信システム)
  • コンテンツ作成費
  • 電気代

初期費用として発生するのは、主に「ディスプレイ代」・「スタンド代」です。
ディスプレイとスタンドについてはピンキリですが、屋内用は合わせて10〜30万円(43インチ)が相場です。
施工となるとさらに費用は高くなります。

「STB」については業者ごとに特別な仕様を導入しているケースが多く、初期費用に含まれる場合と、「CMS」と合わせて初期費用は発生せずにサブスクリプションとして月額請求される場合があります。
初期費用に含まれる場合は、10,000〜50,000円が相場であると見られます。しかし、多彩な機能を有するものとなると、100,000円以上にもなるケースがあります。

「CMS」は月額請求に場合がほとんどです。簡易的なものだと無料で提供してくれる業者もあるようですが、非常に使いづらくおすすめできません。「CMS」は今後の運用面と人件費に直結する部分ですので、使いやすいものをご選択されることをおすすめします。
月額費用として相場は1端末につき4,000~10,000円/月程度です。

コンテンツ作成費については、その都度オーダーメイドで作成することがほとんどです。デザイナーの単価に大きく左右されますが、およそ5,000〜50,000万円/枚が相場です。
当然、内製する場合は人件費が発生するのみです。

ディスプレイの稼働に要する「電気代」もデジタルサイネージの運用にかかるランニングコストの1つです。
43インチのディスプレイであれば、およそ2,000円/月以下になることが多いようです。

パネライズの費用

弊社製品「パネライズ」を使用した場合のデジタルサイネージにかかる費用は以下の通りです。

初期費用(ディスプレイ・スタンド):相場10万円程度(市販のテレビやお持ちのテレビでも問題ありません)
STB・CMS:2,980円/月
コンテンツ:無料(業種ごとに4枚程度の画像は、無料で提供しています)

初期費用については、「パネライズ」であれば、市販のテレビなどHDMI端子が備え付けられているディスプレイであれば、ほぼ全て対応可能です。
そのため、すでにテレビやディスプレイをお持ちであれば、0円ということになります。

パネライズは、STB・CMSが一体となって1端末につき、2,980円/月で提供しています。初月無料ですので、まずはお試しとしてご利用いただけます。
また、直感的に利用できる管理画面で簡単に運用が可能です。たとえば月に1時間の運用工数を下げられたとした場合、人件費としては75,000〜100,000円/年程度の削減になります。

コンテンツは1業種(画像3〜4枚)までを無料で提供しています。
500円/月で120枚以上のコンテンツをダウンロードし放題のプランも提供しています。
あるいは、オーダーメイドで作成したいという場合は、弊社からデザイナーをご紹介することも可能です。あなたに合った予算内でデザイナーを探します。

おわりに

デジタルサイネージの費用面に注目してご紹介しました。病院内において、初期費用からランニングコストまで考慮した上で、全体的な費用面を抑えながら運用することをおすすめします。
その点で、簡単に運用できるように人件費を抑えることも視野に入れた上で、まずはお試しから実際にデジタルサイネージを導入して魅力を感じてみてはいかがでしょうか?

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