【超重要】“共感を呼ぶ”コンテンツ〜デジタルサイネージで若者をとりこめ〜

デジタルサイネージを導入検討されている方で、コンテンツをどうするかでお悩みの方は多いのではないでしょうか。『PRしたい情報はたくさんあるけど、どうすれば効果的に伝わるのか分からない』こんなお悩みをお持ちではありませんか。いざコンテンツを作成するにあたって何を意識したらいいのか迷いますよね。今回は、1990年代以降に生まれた世代(通称Z世代)をターゲットとして共感してもらえるようなコンテンツ作成においてのコツとポイントを紹介します。

1.PRしたい情報は極力絞る

導入部分での『PRしたい情報はたくさんある』の部分に対して、不適切な答えのように思えるかもしれませんがコンテンツを魅せることにおいて、重要な要素です。

例えば、伝えたい情報ひとつひとつがボールとします。それを受け取ってほしい人(つまり視聴者)へ投げたとしたら、受け取れる情報はせいぜい1〜2個程度ではないでしょうか。これは、コンテンツでも同じことが言えます。8、10個と沢山の情報を掲載するのではなく、1〜2個に情報を絞ることで受取れるようにする。そして1〜2個の情報を印象に残せるよう強烈なインパクトを与えられるコンテンツにすることが重要ポイントなのです。少し観点が違うかもしれませんが、Z世代は無駄な時間を過ごしたくないとの思いがとても強いです。ドラマや映画で本当に好きでないものは“倍速”視聴するなど徹底的に無駄を除いています。理由として挙げられるのが、情報の飽和であり一つ一つの情報に対する割ける時間が短くなっています。ですので、瞬時にその情報が自分にとって必要不必要かを判断していますので、デジタルサイネージのコンテンツを通して何を伝えたいのかの本質をしっかりと吟味して一目で分かるように工夫する必要があります。

2.静止画よりも動画コンテンツを充実させよ

ビンテージフィルム(動画のほうが情報量多いことを表現)

静止画より動画コンテンツを重要視してください。例えば15秒の動画を1枚1枚の静止画に分解すると、約450枚もの情報量に相当すると言われており、動画が視聴者に与える情報量は圧倒的です。世代別に見ると、Z世代へのPRとしては画像や文章で構成された静止画コンテンツより動画コンテンツの方が効果的であるとの調査結果が出ております。

『Z世代の動画広告に関する意識調査』(出典元:株式会社Candee)

更にサイバーエージェントが発表した『2021年国内動画広告の市場調査』においても、今後の動画コンテンツ市場は右肩上がりで伸びていき、2021年では4,000億円規模だったのが、2025年には1兆円規模の市場へと現状の2.5倍ほどの拡大が予想されています。動画広告市場では、ウェブ広告、SNS広告なども含まれておりますがデジタルサイネージにおいても同じように伸びていくことが予想されており、より動画コンテンツは一般化していくことでしょう。デジタルサイネージはスマホ画面と同じく16:9の比率であるため、SNS広告との相性が良くコンテンツ流用がしやすいですので、積極的に動画コンテンツを作成しておくことで、SNS広告とデジタルサイネージ両方で使用することが出来るでしょう。

3.Webサイト、SNSとの連携を意識せよ

デジタルサイネージでのコンテンツで、完結するのではなく情報の一部だけを載せておき、QRコードなどを利用してWebサイトやSNSへの誘導を行えば情報の奥行きを広げることが出来ます。

例えば、飲食店の場合だとデジタルサイネージをメニュー表示などで利用する場合は、看板メニュー等一部PRしたいメニューのみを表示して他メニューはQRコードでお客様に読み取ってもらい、PDF化したものでじっくり見てもらうなどが可能です。他にSNSへの誘導ですと、お店の雰囲気を伝えファンになってもらえることや、SNSを通じて情報を拡散してもらえるなどのメリットなどがあります。デジタルサイネージのみでのPRするのではなく、WebサイトやSNSへ誘導しておくことで、実店舗からお客様が離れたとしても引き続きターゲティング広告を利用してPRすることが可能です。一度実店舗へ来ている客層へのアプローチすることになるので、再度来店や利用を促すことの効果が高いと言えるでしょう。特に、Z世代は常にネットから情報を収集をしています。実店舗で得た情報をネットからも深掘りするなどの行動が見られます。Twitter、Instagramなどでリアルな口コミや店側の活動実態を確認してますので、デジタルサイネージのコンテンツと併せてWebサイトやSNSの更新もしっかり行っておいたほうが良いでしょう。

 

4.心を動かし共感してもらいやすいポイントを作り出す

Z世代へのアプローチの仕方としては“超”重要ポイントです。ただ、気をつけてほしいことは「Z世代だからこうであるはず」とばかりに決まったイメージを押し付けるのは得策ではありません。Z世代へのアプローチ手法としては、画一的な価値観で物事を説明するのではなく、敢えて一部の人にしか刺さらなさそうな事を強調することで、その商品やサービスが自分の為のもの(パーソナライズ)であると思わせるのです。例えば、商品やサービスが誕生するまでのストーリーやエピソードを動画で流したり、商品の背景で抱えている環境問題や社会問題に対してどのようにアプローチをしているのかを説明するなどで共感を呼び起こすこと大切で、商品購入の際に「自分の価値観と合うか」「商品やサービスに共感できるか」という点も重視します。。Z世代はSDGsとの親和性が他の世代と比べて比較的高いです。理由としては、環境問題や異常気象などを学校教育の中で熱心に教育されてきたこともあり、自分達の将来に関わる大きな問題として捉えています。

5.まとめ

若者向けにデジタルサイネージのコンテンツ作成においてのポイントについてご紹介しました。デジタルサイネージ用コンテンツのみならず、SNSコンテンツやWebコンテンツに対しても有効だと思いますので是非今後のクリエイティブ活動において参考にしてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した内容についてのおさらいです。

  • PRしたい内容の本質を吟味して情報を極力少なくする。
  • 静止画よりも効果的な動画コンテンツに重きを置く。
  • リアルとネットワークの両面でアプローチする。
  • 『価値観に訴えかける』『共感を呼び起こす』ことを意識したコンテンツ。

弊社では、コンテンツ作成ももちろんお受けしております。デジタルサイネージの活用のみならず、SNS運用やWebサイト構築などでも多数のお客様との実績があり、品質と技術力に自信があります。

様々なプラットフォームに対する答えを持っておりますので、クリエイティブに関するお悩みがございましたら、是非一度弊社へご相談ください。

 

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