【看板の常識が変わる】〜デジタル看板のカタチ〜

看板は、通行人に店舗の存在を示し、気づいてもらうという大切な役割を果たします。看板といえばどのようなものを思い浮かべますか。

壁面看板、スタンド看板、のぼりetc...言わゆるアナログ看板が思いついたのではないでしょうか。まだまだ、看板といえばアナログ看板がメインではありますが、ここ数年で急速にアナログ看板からデジタル看板いわゆる『デジタルサイネージ』の導入、切替が日本中で進んでいます。今回は、アナログ看板との比較でデジタル看板のメリット、デメリットを紹介したいと思います。

デジタルサイネージとは?

既にご存知の方も多いと思いますが、デジタルサイネージとは電子ディスプレイを使っている情報媒体・広告媒体のことです。電子看板・デジタル看板とも言われています。 従来の看板やポスターは建材や紙に印刷してましたが、現在は液晶ディスプレイやLEDビジョンを用いた映像表示装置(デジタル映像機器)に情報を掲載しています。この情報が掲載される機器がデジタルサイネージです。ですので、サイズや形、屋内用や屋外用など様々なものが存在しています。

液晶ディスプレイタイプ

駅構内でのデジタルサイネージ

LEDビジョン

屋外用LEDビジョン

アナログ看板との違い

なんといっても一番の違いは費用面であり、デジタルサイネージとしてのデメリットとなります。デジタルサイネージの導入にはどの程度の費用が発生するのでしょうか。基本的には、ディスプレイの大きさや、各機器の性能が影響し幅があります。

飲食店など、比較的小さな規模であっても導入できる家庭用のテレビくらいのサイズを例にとってみます。 ディスプレイは、43インチ~55インチの屋内用で10~40万円、32インチ~42インチの屋外用で40~80万円程度です。壁掛けタイプか据え置きタイプかという規格でも価格が変わります。  機器とは別に、ディスプレイに掲出するコンテンツを外部で作成してもらう場合には、その作成費用も発生します。

また、デジタルサイネージは電化製品ですので電気代もかかります。店舗の場合で営業時間内にずっとコンテンツを掲出する場合で、一般的なディスプレイの明るさである300~350カンデラでの利用と仮定すると、1日15時間の使用で日ごとに600~700円ほどの電気代となります。

ただ、従来の広告媒体である紙や建材の場合は時間が経つと劣化してしまいますが、デジタルサイネージのディスプレイは長期間劣化しないのでいつでも鮮明なコンテンツで訴求を図れます。動画も放映できるので、デジタルサイネージは従来の広告媒体に比べて情報量が豊富なので、費用以上の効果をもたらすことを期待出来ます。

 

 

看板としての鉄則とは?

看板というのは、何のためにお金をかけて製作するのでしょうか。それは、通行人が『お店に入ってみたくなる』『サービスを利用してみたくなる』ことではないでしょうか。つまり集客率UPを求めて費用を掛けることです。これは、アナログ、デジタル関係なく看板の役割としての命題となります。

では、その集客率を向上するに当たって意識する為の法則をご紹介いたします。その名は『3段階確率理論』です。この法則で意識しなければならない点は以下の通りです。

三段階確率論とは?

3段階確率理論

(1)発見確率 : どうやってお店の存在を知ってもらうのか?
(2)魅力確率 : 存在に気づいた人に、どうやって興味を持ってもらうのか?
(3)イン誘導確率 : 「何となく」入店するように、どのように導くのか?

(1)発見確率

発見確率を高める為にすることは、『視認性を高めること』、『周りの色との差別化を図ること』、『業態を分かるようにすること』となります。看板自体を発見してもらえないことは、お店自体が発見してもらえないことと同じですので、ここは最重要課題です。

(2)魅力確率

『目玉商品・おすすめ商品の告知』『盛況感の演出』『看板の鮮度等の改善』によって高める事が可能です。お店として何をPRしたいのかをハッキリとさせること、賑わいがあることの演出など、現在やっていることを分かるようにすることでお店としての魅力UPに繋げられるところです。

(3)イン誘導確率

『店舗入口が分かりやすい』『入口までの導線がはっきりしている』『安心感や信頼感がある』等の条件を満たし、通行人の「何となく」を刺激することによって、改善することが可能です。

たとえば、看板の改善により、発見確率30%アップ、魅力確率20%アップ、IN誘導確率30%アップを
実現すれば、店前通行量と質が変わらなければ、
発見確率1.3 × 魅力確率1.2 × IN誘導確率1.3 = 2.028
となり、約2倍の集客力を実現できることになります。

看板において上記を意識することで、効果的な看板を選択することが出来ることでしょう。

デジタルサイネージとして『3段階確率理論』

『3段階確率理論』において、デジタルサイネージは最適解と言えます。なぜ最適解と言えるのかを一つずつ項目ごとにご説明いたします。

(1)発見確率

デジタルサイネージの画面は発光しているため、昼夜問わず映像を鮮明に映し出せるので、アナログ媒体の看板と比べてインパクトが増し、街を歩く人々に対してアナログ看板よりも強く印象付けることができます。また、コンテンツを動きのあるものにすることで視覚を刺激することが出来ます。

(2)魅力確率

デジタルサイネージは、設定したスケジュールで複数のコンテンツを掲出できます。 時間や場所、状況に応じて、画像や動画コンテンツを利用したメッセージや情報伝達が可能です。 例えば、飲食店で昼の時間帯はランチメニュー、夕方からの時間帯にはお酒など含めたディナーメニューを掲出する、というケースが考えられます。 また訴求したい商材を時間ごと、日ごとに切り替えたい際にも、もちろんディスプレイそのものを取り換える必要はなく、必要なのはコンテンツの差し替え作業だけです。

(3)イン誘導確率

デジタルサイネージで、初めて入店される方へ向けて店内の様子や、サービスの紹介をすることで『安心感、信頼感』を持たせることが可能であり、『入ってみたいな』『利用してみようかな』という印象を与えることが出来ます。

以上のことからデジタルサイネージは最適解だと言えるのです。同じことをアナログ看板で対応しようとすれば、頻繁に看板を新しくしなければならず、手間や費用がかかってしまいます。


如何でしたでしょうか。今後、更なる普及が進んでいくデジタルサイネージにあなたも目を向けてみませんか。確実に効果的な使い方をするにはプロに相談することが一番の近道です。

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デジタルサイネージのことで相談やお困りの際には、あなたにあった解決策をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。

 

 

 

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