【2023年最新】デジタルサイネージの活用法|実際の活用事例をご紹介

デジタルサイネージは、単に情報を表示するだけでなく、多彩な使い方ができるツールです。企業や組織内でのコミュニケーションや、労働者のモチベーション向上など、様々な目的を達成することができます。ここでは、デジタルサイネージを活用した面白い使い方や使用例をいくつか紹介します。
例えば、企業内のキャンペーン・イベント情報の配信、労働者向けのヨガやエクササイズのレッスンなどの健康・フィットネス情報の配信などです。デジタルサイネージを活用することで、労働者がより充実した環境で働けるとともに、企業や組織の成長を加速することが期待されます。 
また、これまで掲示板に紙を貼り付けて掲示することはなくなり、ペーパーレスやSDGsにも効果的と言えるでしょう。デジタルサイネージはこれまでの一般常識を変える画期的なツールなのです。

企業内のキャンペーン・イベント情報

企業内のキャンペーン・イベント情報の配信において、デジタルサイネージは有効なツールとなります。全社員がアクセスしやすい共通の場所に、キャンペーン・イベント情報を表示することで、情報の誤りや伝達ミスを防ぐことができます。また、明確なグラフィックや動画などの視覚的な表示により、情報の伝わりやすさが向上します。さらに、企業のブランドアイデンティティやメッセージなどを表現することもできるため、企業内のブランディングにも役立つと考えられます。

チームビルディングの観点でも、デジタルサイネージの活用によってチーム間のコミュニケーションを改善することができます。これは、チーム間のイベント情報の配信やチーム目標の共有、目標達成に向けた励ましにも役立てられます。デジタルサイネージによって全社員が共通の目標を意識できることにより、コミュニケーションの"質"の向上およびチームビルディングに寄与できると考えられます。

健康・フィットネス情報の配信

デジタルサイネージを活用することで、健康・フィットネス情報の配信に多くのメリットがあります。フィットネスなどの運動・アクティビティに関連する内容を配信する場合、画像・ポスターではなかなか伝わりません。動画といった動きのある視覚的なメッセージを効果的に配信することで、コンシューマの注目を引き、印象に残りやすくなります。

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昨今、健康志向やウェルビーイングな生き方がトレンドになっています。食の健康・ヘルス・ダイエット・リラックスなど、健康という大きなカテゴリ全体がトレンドワードになっています。
デジタルサイネージは場所に応じた情報配信も可能なので、「食」なら食堂、「ダイエット」ならジムなど、最も効果の高い場所に最適な広告をすることができます。これらの活用によって、健康意識の向上や健康的なライフスタイルの推進、健康商品の販売促進などが期待できます。
企業内で社員の健康を増進することで、生産効率の向上やメンタルヘルスケアにもなり、人的リソースの面でのビジネスの最適化にもなり得るでしょう。

クラウドデジタルサイネージ「PANELIZE」の活用事例

機器の導入などで初期投資がかかるものでしたが、最近ではサブスクモデルが現れたりと、比較的手軽に導入できるようになりました。
ただ、実際にデジタルサイネージを導入したことで、どのような効果が出たのか・どのような影響があったのかはわからないところも多いかと思います。
今回はデジタルサイネージを導入したことによる効果・影響を、弊社のデジタルサイネージ「PANELIZE(パネライズ)」の実際の導入事例をもとにご紹介いたします。

1.健診施設・病院におけるデジタルサイネージの活用

健診施設の導入事例

ある健診施設では、健康診断等の案内や待ち時間での健康・医療に関するニュースの周知を目的として、デジタルサイネージをご活用されています。
健診施設に訪れるお客様・健康診断を受けているお客様は、今まさに「健康」ということに興味・意識が向いている状態です。年に数回しかない健康診断だからこそ、「健康」に関するお知らせや医療ニュースなどを発信し、ぜひその機会にお客様ご自身の生活を見直していただきたいという想いがありました。
健康や医療のニュースはトレンド性があり、ずっと同じ情報を掲載するわけにもいかず、静止画よりも動画のほうが関心も持ってもらいやすいということから、デジタルサイネージが検討されました。

また、健診施設や病院は、国や自治体から定期的に医療に関する情報が配信され、院内での掲載・周知を求められます。その都度資料を印刷し、空いている壁を探し貼り付けを行うという面倒な作業が発生しますし、紙を貼れば春ほど煩雑になってしまい、院内の景観も悪くなってしまいます。
SDGsや持続可能な社会を築くことが求められている昨今では、ペーパーレス化や省力化が注目されています。従来通り紙を印刷して貼り付けるのではなく、デジタルサイネージを活用することで掲載する内容をデータでやり取りし、ペーパーレス化・省力化を実現できるでしょう。
ディスプレイ1枚で複数のコンテンツを掲載することができ、壁が紙で埋まることもありません。院内の景観を維持しながら、情報の周知を行うことが可能なのがデジタルサイネージのメリットです。

健診施設の待合室にあるデジタルサイネージ 総合案内付近に設置されているデジタルサイネージみやぎ健診プラザ様の導入事例はこちら

リハビリ病院の導入事例

当病院では、入口付近にデジタルサイネージを設置し、案内板の役割を担っています。新型コロナウイルスの影響により、アルコール消毒や検温、マスクの着用を入口で案内することが多くなりました。そのような事務的な案内もデジタルサイネージ1つで解決できます。
デジタルサイネージは画像がスライド式に流れる・動画を表示するなど、ポスターとは違って動きがあるため、人の目に留まりやすく周知するには効果的と言えるでしょう。

リハビリ病院での入口に設置されているデジタルサイネージ

別の場所では病院の案内の画像や、病院の想いをまとめたプロモーションムービーのようなものを表示し、来院者さまにより病院のことを知ってもらう取り組みをおこなっておられます。病院のことをしっかりと情報発信することで来院者さまに安心感を与え、地域に信頼してもらうことが目的です。
デジタルサイネージであれば、コンテンツの差し替え・更新がポスターより容易なため、最近の医療情報・トレンドに合わせて情報を発信することができ、人々の興味も引きつけやすいでしょう。情報を発信する上では、同じ内容・決まった内容をずっと表示するのではなく、時代に合わせて情報を更新することが重要です。

また、当病院では、デジタルサイネージに掲示するコンテンツをすべて院内のスタッフの方で制作させておられます。コンテンツ作成のおけるデザイン費用と、ポスター等の紙媒体を張り替える人件費を削減しつつ、高い頻度で情報を更新し、うまく運用されています。
デジタルサイネージを導入するにあたっては、導入時のコストにばかり目が行きがちですが、運用面まで考慮した場合、コンテンツを更新するための人件費を削減できる点も視野に入れ、長い目で見て総合的にコスト安になる方法をご選択されるのが賢明でしょう。その点では、特に「運用しやすい」デジタルサイネージを重視することをおすすめします。

リハビリ病院のデジタルサイネージに表示されているコンテンツ甲州リハビリテーション病院様の導入事例はこちら

2.スポーツジムにおけるデジタルサイネージの活用

店内入口の受付に3面マルチディスプレイのデジタルサイネージ

スポーツクラブNAS なんばパークス店では、店内入口の受付に大きく3面マルチディスプレイのデジタルサイネージを導入しています。ジムを利用されるお客様が入退出されるときに目がいくもので、ジムの紹介ムービーや施設内のオプションコンテンツ等を表示しています。
受付に43インチディスプレイを3面で大きく設置しているため、ジムのイメージアップや活動している雰囲気、アクティブ感をうまく表現できています。廃れているジムではなく、今まさにアクティブに運営されているように見せることによって、入会の後押しにつながる効果があります。

また、プロテインなどのジム取り扱いの商品もPRしています。「ジムを利用している」という絞り込んだ特定のユーザーにだけアプローチすることができるため、ターゲットに無駄がなく、効率的に広告できています。デジタルサイネージ導入のメリットとして、店内での広告運用をすることにより導入費用・運用費用をペイしながら収益を得ることまで可能です。

受付の3面マルチディスプレイサイネージ

ジムでのデジタルサイネージにおける今後の展開

スポーツクラブNAS なんばパークス店は、上記の店内入口の受付に設置している3面マルチディスプレイのデジタルサイネージのみですが、今後の展開としては運動器具等が置かれているフィットネスエリアにもデジタルサイネージを設置することで、からだを鍛えながらサイネージのコンテンツを視聴することができ、さらに広告効果が上がるでしょう。
滞在時間も通常のサイネージ設置場所よりも長いと考えられるため、訴求力も高く広告主が求めている広告媒体となりうると考えられます。

PANELIZE(パネライズ)でのデジタルサイネージ導入の効果

PANELIZE(パネライズ)はデジタルサイネージ運用のために開発されたソフトウェアであり、手軽かつ簡単にデジタルサイネージが運用できます。表示したいディスプレイには パネライズSTBを挿入するだけで、そのディスプレイをデジタルサイネージとして運用することができます。クラウドへの画像・動画データのアップロードについては、それを管理するための専用の管理画面があり、画像・動画のアップロード、コンテンツ順序の変更、複数サイネージの一括管理など、多機能かつシンプルに利用できます。

健診施設や病院、ジムでの導入事例をもとに、まずは試しでデジタルサイネージでできることや効果を図りたい場合、コスト面が気になるところです。
パネライズは価格面においても、初期費用は一切かからず、月額¥2,980から導入することができ、非常に安価です。コンテンツ更新における人件費やポスターの印刷費用などを考慮すると、運用面でもデジタルサイネージは優位であるといえます。

まとめ

パネライズの実際の導入事例をもとに、デジタルサイネージによる効果や影響をご紹介いたしました。
病院やジムでの利用方法として、以下のことをご紹介しました。

  • 健診施設や病院において総合案内として利用する
  • 訪れるユーザーに合わせた情報配信(病院の場合は医療・健康のニュースを表示するなど)
  • マルチディスプレイによる店内イメージアップ
  • デジタルサイネージの広告利用における収益化

パネライズコラムではさまざまなデジタルサイネージに関する有用な情報を配信しています。他のおすすめ記事や新着記事もぜひご覧くださいませ。

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